自動分類

 

自動分類ウィンドウ
検索結果ウィンドウの アクション メニューから 分析 ⇒ 自動分類 を選択すると下例のように 自動分類ウィンドウ が表示されます.


分析項目を選択後、下部ツールバーにある 「 分析実行 」ボタンを押すと、検索結果の集合(フォルダ)に属する文書を出願年などの書誌項目の値毎に 自動的に分類 します. そして各分類を、行毎に 件数 および 特徴的な言葉 とともに表示します (下図は分析実行後、ウィンドウを最大化した状態です).


使用方法
① 分析項目 分類に用いる書誌項目をメニューから選択して指定します. メニュー内容は 項目設定 でカスタマイズできます.
② 分析件数 分析対象とする文書の件数を数値で指定します.最大 10000 件まで指定できます. 検索結果の集合(フォルダ)に指定したソート順に従って1件目から指定件数までの文書群が分析対象となります.
③ 分析実行 ボタンを押下すると自動分類を実行開始します.隣の 「閉じる」 ボタンを押すと何もせず自動分類ウィンドウを閉じます.
④ 分析結果 自動分類の実行結果として、行毎に 分類 が表示されます. 分類は、分析項目の値 (上例では出願年) を同じくする文書群であり、件数、特徴的な言葉、とともに表示されます.

件数 は分類に属する文書の総数であり、棒グラフとともに表示されます. また 件数のリンク をクリックすると、公報リストウィンドウ が表示され、 その分類に属する文書群が表示されます.

特徴的な言葉 は分類に属する文書 (最大 20 件) の 発明・考案の名称 を短縮して表示します.

分類(行)は ソート されて表示されます.この場合、出願年など時系列的な項目は、値(年度)の降順にソートされます. それ以外の項目については、件数の降順にソートされます.

分類の総数が 50 を超える場合は、 「その他」 として1つの分類にまとめられ、末尾に表示されます.
⑤ 項目設定 分析項目メニュー内容を設定するための 項目設定 ダイアログを表示します.

⑥ ダウンロード 自動分類の結果をダウンロードするため以下のダイアログを表示します. ダウンロード形式、出力方法を指定後、下部ツールバーにある 「実行」 を押下するとダウンロードを開始します.


「エクセルファイル」 でダウンロードした場合、ファイルには、分析結果のシートに加えて検索条件のシートが含まれます. 検索条件シート には、検索結果を得た際に用いられた検索条件が 条件確認 の際と同様の形式で記載されています.

なお分析結果のシートにおいて、1つのセルに格納できる番号データは2000件までです (それを超えた分の番号データは省かれて格納されます).
⑦ 分類の選択と
  集合化

 (詳細モード)
この機能は その他の設定検索式の自由編集 を有効にして 詳細モード で調査を開始した場合にのみご利用できます.

行左端にあるチェックボックスをチェックすることで、分類を選択(複数選択可)します. なお列ヘッダにあるチェックボックスにより、一括で選択を指定・解除できます.

分類を選択後、上部ツールバーにある 「集合化」 ボタンを押すと、選択した分類群を集合として集合表に追加します. また元々の検索結果に対応する集合が集合表上にない場合 (集合の表示ではなく、検索実行で検索結果を表示した場合)、その集合も自動的に追加されます. 以下に集合化を実行した後の集合表を例示します.


検索結果の集合 S1 が自動的に集合表に追加されています. 続いて、 出願年(検索タームは "AD")の値が "2000"~"2002" である分類に対応して、集合 S2 ~ S4 が追加されています. 集合 S2~S4 の件数を求めるため、集合表の 「更新」 ボタンを押した結果、以下のように表示されます.


ここで各分類に対応する集合には、以下の検索式が自動的に生成されて付与されます.

検索式集合名(分析件数) * 分析項目=分析項目の値

上例の "S1(100)"は、集合 "S1" の上位 100 件を取得する検索式です. すなわち分析件数が 100 の場合 "S1(100)" は分析対象の文書群全体を表す式になります. そして、分析項目の値に関する条件式を積算(AND)することで、各分類に属する文書を取得する検索式となります.

分類 「その他」 分類 「その他」を集合化すると、作成された集合の検索式は出願番号の番号検索式になります. 2000件を超える場合は集合化できません. また2000件を超える場合、または、番号検索式が30000文字を超える場合、公報リストを表示できません.

留意事項 出願人名などキーワードの値をとる分析項目では、分類での件数と、集合化後の集合の件数が相違する場合があります.

その理由は、分類ではキーワード表記の異同に基いて単純集計するのに対し、 集合の件数取得・表示ではキーワードの異表記を同一視した結果が用いられるためです. この場合、分類の件数より、集合の件数のほうが大きくなります.

また同じ理由から、分類では下例のように異表記は区別されます(下例は長音記号のバリエーションによる異表記).


これらは集合の件数取得・表示あるいは検索実行では同一視されます.

公報リストウィンドウ
自動分類または行列分析の件数リンクをクリックすると、対応する文書群が下例の 公報リストウィンドウ 内に表示されます.


公報リストウィンドウを一度に複数開くことはできません.すなわち別の件数リンクをクリックした場合は、公報リストウィンドウ内の文書群が切り替わります.

公報リストウィンドウは、検索結果ウィンドウ に準じた操作で使用できますが、以下に示すように機能は大幅に絞り込まれています.

アクション ウィンドウ内の文書に対する 「フォルダ移動」 「ダウンロード」 「印刷」 のみが可能です.
表示形式 「書誌一覧」 「サマリ一覧」 のみが指定可能です.表示項目の設定は、検索結果ウィンドウに対する設定がそのまま適用されます.
データ保存 公報リストは、自動保存 および 一時保存 の対象となります. しかし 調査のセーブ・ロード の対象とはなりません.

公報リストウィンドウは、分析の結果として得られた文書群を閲覧・確認するための機能であり、それら文書群を恒久的に利用する場合は、 フォルダ移動や集合化といった手段を援用することをお勧めします.

また分析の結果である文書群を公報リストウィンドウに表示する際には、 集合化 と同じ検索式が用いられます. よって前述の 留意事項 が公報リストの表示にも当てはまりますのでご注意ください.