フォルダリスト

 

フォルダリストパネル
詳細モードの調査では、集合表に加えてフォルダリストを利用できます. 各々の フォルダ には、検索結果から フォルダ移動 によって 文書群をコピー・移動することができます.


使用方法
① 表示ボタン フォルダ番号 (F1など) を表示します.ボタンを押下するとフォルダ内の文書を検索結果ウィンドウを表示します.
② 検索式 フォルダの検索式です.フォルダ内の文書の出願番号を加算(+)で結合した式で、 フォルダ移動時にシステムが自動的に生成します.この検索式は直接編集することはできません.
③ コメント ダブルクリックすると編集可能状態になり、フォルダに対してコメントを付与することができます.
④ 件数 フォルダの検索式に対する検索件数(すなわちフォルダ内の文書件数)を表示します.
⑤ 表示切替 集合表の表示、または、集合表とフォルダリストの同時表示( 全画面表示 ) への切り替え用メニューです.
全画面表示の表示例

全画面表示では条件入力パネル(概念検索や表検索パネルなど)は表示されません.
元の表示に戻すには、 各々の表示切替メニュー (上図の または ) で 「画面切替」を選択してください.
⑥ 追加ボタン フォルダを追加します.フォルダリストには最初に5つの空のフォルダが用意されています.
最大20フォルダまで追加できます.

フォルダ フォルダはご説明したフォルダ番号、検索式、コメント、件数のほかに以下の属性を持ちます.

対象DB フォルダに 最初に 移動・コピーされた文書が属するDB(国内・外国の別)が設定されます. フォルダリストの列ヘッダメニューで表示させることができます(デフォルトは非表示).
なお1つのフォルダに、国内DBと外国DBの文書を混在させることはできません. すなわち対象DBが異なるフォルダに文書をフォルダ移動しようとするとエラーとなります.
ソート順 検索結果の表示順 (出願日順など) です. フォルダに 最初に フォルダ移動した時点の 項目設定 (ソート項目)が設定されます. 後述する ソート機能 で確認・変更できます.
各種日付 フォルダ作成した日付(作成日)、フォルダ移動でフォルダ内文書が変化した日付(更新日)があります.
メモ・評価 検索結果の文書に指定したメモ、評価(○△)、図面一覧での図面チェック、のデータはフォルダ毎に記録されます.
メモ/評価メニュー で他のフォルダや集合にコピーできます.
既読情報 検索結果として表示した文書が、書誌一覧、サマリ一覧、一件毎全文といった表示形式毎に記録されます.
既読管理 の機能でリセットすることができます.
フォルダ内文書 フォルダ移動 によってフォルダに格納された文書群が記録されます. これら文書群は 条件確認 で確認できます. 1つのフォルダには最大2000件まで格納できます.
再検索条件 検索結果ウィンドウ上で 再検索 を実行した場合は、その際に用いられた関連語の情報が記録されます. この情報は 条件確認 で確認できます.
フォルダに対する再検索では、○△文書の移動や関連語スコアによる検索結果の並べ替えは行われますが、集合の場合と異なり、新たな文書は追加されません(再ランキング相当).

フォルダは 集合 と同様に、表検索の条件式や、集合の検索式の中でフォルダ番号(F1など)を指定することで、他の集合やフォルダとの集合演算が可能です. 具体例として フォルダの比較 をご参照ください.



アクションメニュー (条件確認など)


① 条件確認 フォルダリスト上のフォルダを行クリックして選択後、アクションメニューから 条件確認 を選択すると、 以下に示す 条件確認ウィンドウ が表示されます. ウィンドウタイトルには 「 条件確認(F1) 」 のように確認対象のフォルダ名 F1 が表示されます.


ウィンドウ内には、まずフォルダ F1 の属性(対象DB、日付情報、件数)が表示されます.
次に検索式として、フォルダの場合は常に条件番号の 1 が表示されます. コメントがあれば検索式の後に " // " で区切られて表示されます.

検索式に続いて 条件1 に対してフォルダ内文書を出願番号の加算(+)で表した式が表示されます. システムは文書を 文書ID(出願番号の内部表現)によって識別します. 上例では移動した30文書が出願番号の検索ターム AN の条件値として加算(+)で結合されています.

このほか条件確認ウィンドウで確認できる情報としては以下があります.
評価文書 検索結果の文書(公報)に指定した評価(○△)、図面一覧での図面チェック情報が表示されます.
再検索条件 再検索に用いられた関連語の情報が表示されます.

② メモ/評価 フォルダ内の文書に対し検索結果ウィンドウ上で付与したメモや評価 (○△) のデータを他のフォルダや集合にコピー&ペーストするためのメニューです.
まずコピー元のフォルダをフォルダリスト上で行クリックにより選択し、本メニューからコピーを実行します. すると以下のダイアログが表示されますので、コピー元のフォルダ番号を確認の上、コピー内容を選択し実行ボタンを押下します.


次にコピー先のフォルダまたは集合を選択後、本メニューから貼付を実行します.
③ 分析 分析対象とするフォルダをフォルダリスト上で行クリックにより指定後、本メニューから 自動分類または行列分析 を実行します.

アクションメニュー (フォルダリストの編集)
アクション内の「編集」メニューにより、フォルダリスト上のフォルダの削除・コピー・リセットなどを行うことができます.


① 削除 フォルダリスト上のフォルダを行クリックで選択後、本メニューを実行することで削除します. SHIFTまたはCTRLキーを押しながら行選択することで複数のフォルダを一括削除することもできます.
ただし全てのフォルダを削除することはできません.

② コピー フォルダリスト上の1つのフォルダを行クリックで選択後、本メニューを実行することで、 選択したフォルダのコピーをフォルダリストの末尾に追加します.

③ クリア フォルダリスト上のフォルダを行クリックで選択後、本メニューを実行することでクリアします. SHIFTまたはCTRLキーを押しながら行選択することで複数のフォルダを一括クリアすることもできます.
④ 「フォルダのリセット」との違いは、フォルダ内が空にリセットされますが、 コメント・評価・メモ・既読情報などのデータはリセットされない点です.

④ リセット フォルダリスト上のフォルダを行クリックで選択後、本メニューを実行することでリセットします. SHIFTまたはCTRLキーを押しながら行選択することで複数のフォルダを一括リセットすることもできます.

⑤ ソート フォルダリスト上の1つのフォルダを行クリックで選択後、本メニューを実行することで、 選択したフォルダの ソート項目 を指定するためのダイアログを表示します. 項目設定 と同様の操作(ドラッグ&ドロップ)で最大2項目まで指定できます.


ただしフォルダの表示(つまり出願番号による検索)ではスコアは意味を持たないため、 上例のように 「スコア降順」 を指定した場合は無視され、二番目の「出願日の降順」のみが作用します.


アクションメニュー (データの保存・読込)


① フォルダの読込 サーバ側に保存しておいたフォルダを以下のダイアログにしたがってフォルダリスト上に読込みます. 読込むデータ(行)をクリックして選択後、「実行」ボタンを押下して下さい. 他ダイアログと同様、ID検索により他ユーザのデータを読込むこともできます.


② フォルダの保存 フォルダリスト上の1つのフォルダを行クリックで選択後、本メニューを実行することで、 選択したフォルダをサーバ側に保存するためのダイアログを表示します. 上書き保存の場合は、対象データ(行)をクリックして選択後、「上書き保存」ボタンを押下して下さい.


集合の保存 と異なり、フォルダの保存では式保存と番号保存は同じ効果を持つため、番号保存の機能はありません.

③ フォルダリスト
  の読込
フォルダリストを読込むめのダイアログを表示します.操作方法は他の読込用ダイアログと同様です. 読込まれたフォルダリストは、現在のフォルダリストに 追加 されます.

④ フォルダリスト
  の保存
フォルダリストを保存するためのダイアログを表示します.操作方法は他の保存用ダイアログと同様です.

⑤ フォルダリスト
  のダウンロード
フォルダリストをエクセルファイル形式でダウンロードします.
このエクセルデータは、コマンド のアップロードに用いることができます.

保存データの削除 保存データの削除は、デスクトップ・開始メニュー中の データ管理 で行って下さい.


フォルダの比較など
下例では、フォルダリストにある2つのフォルダ F1,F2 を、集合表上の集合 S1 の検索式 F1 * F2 により、比較 (この例では両者に共通する文書の取得) をしています.


またフォルダ F1 内の文書群を、集合 S2 のキーワード検索のスコア順に表示するために、 集合 S3 を設けて両者を掛け合わせています.

上例は、検索式の自由編集を有効にした集合表での操作ですが、検索式の自由編集が無効の場合は、 下例のように、表検索の 条件式 と 集合生成 を用いることで、同様の結果を得ることができます.